吹奏楽情報サイト ブラスフリーク

吹奏楽の情報サイトにして行こうと。自分は愛知県の人間なので、とりあえず東海地区中心にコンクールの情報、吹奏楽曲のお話、中高生の部活の進め方、指導者様や部長、副部長が感じるであろう部活の問題の解決など、様々な視点から吹奏楽を語ってまいります。

2021 吹奏楽コンクール東海大会 職場一般の部 結果&雑談

 

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職場・一般の部結果

1 港南吹奏楽団  銅賞

指揮 玉谷敏弘

課題曲Ⅳ

ヨハネス・ファンタジア

坂井貴佑


2 Nisshin Wind Orchestra   金賞 代表、朝日

指揮 清野雅子

課題曲Ⅱ

バレエ組曲「三角帽子」より終幕の踊り ファリャ


3 S.H.O.吹奏楽団   銀賞


4 サンク・エトワール名古屋  銀賞

指揮 楫野克彦

課題曲Ⅳ

バレエ組曲エスタンシア」
ヒナステラ
仲田 守


5 飯田市吹奏楽団    銀賞

指揮 仲田 守
課題曲 Ⅰ
タンガーソ~ブエノスアイレス変奏曲
ピアソラ/仲田 守


6 焼津市吹奏楽団    銀賞

指揮 望月 洋次郎

課題曲Ⅳ

Mont Fuji(富士山)~北斎の版画に触発されて~ 真島 俊夫


7 ウインドアンサンブル尾東     金賞  代表

指揮 河田智仁

課題曲Ⅲ
富士山-北斎の版画に触発されて-
真島俊夫


8 豊田楽友協会吹奏楽団  銅賞

指揮 野田雄一

課題曲Ⅳ

吹奏楽のためのラプソディ第3番「安曇節の主題による」 片岡俊治


9 S.L.E.B.                            金賞

指揮 加藤博司

課題曲Ⅳ
「パイナップル・ポール」よりオープニング、ジャスパーズダンス、フィナーレ
A.サリヴァン


10 松本シビックウインドオーケストラ   銀賞

指揮 高橋 雅大
課題曲 Ⅳ
ミュージカル「エリザベート」セレクション
リーヴァイ 星出 尚志


11 楽楽嬉音楽隊・岐阜   銀賞


12 白子ウインドシンフォニカ 金賞


13 清水ウィンドオーケストラ   銀賞

指揮 海野 貴裕

課題曲Ⅲ

巨人の肩にのって第1楽章、第2楽章、第3楽章

グレイアム

 

 

 

雑談

とまぁ、数日前の記事で書いた事がそのままになってしまったね。

 

職場一般の部の代表は、

Nisshin Wind Orchestra

ウインドアンサンブル尾東

の2団体。

 

日進市

日進市は言わずと知れた全国大会トップレベルの中学校がある地区。

この日進市のある東尾張地区は中学校のレベルが異常に高い。日進市の中学校では30年ほど前から隣接の長久手市にある愛知県立芸術大学の学生を各パートの講師に招きレベルアップを図ってきた。当時からレベルは高く、毎年どこかの学校が東海大会へ進出。そして清野雅子先生が日進中学を指導してから一気に全国トップレベルまで駆け上った。

全然絡みがないのでよくわからないが、その日進中学、そして現在絶賛全国大会連続出場中の日進西中学らのOBを中心に作られた団体だろうなと。

 

愛知郡東郷町

そしてその日進市の隣にあるのが、今回全国大会初出場を決めたウインドアンサンブル尾東を率いる川田先生が長年指導していた東郷中がある愛知郡東郷町。この尾東というのは尾張東部を表す愛知県では普通に使われる言葉。

ウインドアンサンブル尾東は、こちらも全く絡みがないのでさっぱりわかんが、おそらくその東郷中のOBを中心に構成されてる団体だろうなと。現在川田先生は、東郷町に隣接する豊明市の栄中学校を指導中。今年のコンクールはB編成ながら東海大会金賞と、やはり結果を出し続ける。

 

中学校はその傾向が特に強いが、コンクールの結果は指導者によるところが大きい。

名古屋市も数名の指導者が異動になるたびにそこの学校が吹奏楽の強豪校となり、県大会、東海大会を見ていると学校は変わるがいつも指揮者は似たような人が登場している。

日進、東郷のある東尾張地区も数名の指導者が様々異動になり、異動した先の学校が県大会、東海大会に出場してる。

指導法うんぬんは様々あると思うが、何せ熱量の違いというのが大きいだろうなと。

自分が昔指導しに行っていた学校も、それまで東海大会常連だったのが先生が変わった途端に部活自体の雰囲気が変わり、そんなに一生懸命やらなくても、外部から講師を呼んでまでやりません。そんな予算は、、。となって一気に衰退していったことがある。

指導者がどこまでを求めるかによって、部活のレベルは大きく左右される。

尾張地区は学校、保護者も巻き込んで生徒たちが頑張れる雰囲気がある。次に書く白子ウインドシンフォニカのある三重県鈴鹿市の白子地区もそんな感じ。日進や東郷はまだ市や町だけど、白子なんて「字」名だからね。そこから中、高、一般と全部門全国レベルってあり得ないと思った。こういう地区は長くそのレベルを維持することになる。

この先も期待します。

 

 

というわけで、全国大会に出場される両団体の皆様、おめでとうございます。大変な状況の中での開催となりますが精一杯の演奏ができることを願っております。

 

白子ウインドシンフォニカ

まぁ、何があったのかは分かりませんし勝手な事は書けませんが、なんとなく少し予想しないでもない結果でした。

出場している団体の顔ぶれを見ていると、完全に白子ウィンドシンフォニカの独断場となるかなと思う一面もありましたが、県大会の演奏で審査されると厳しい部分はありますわな。音源審査とか、まさかこんな事になるとは。

しかしまぁ、白子の事です。来年またしっかりした音楽を作り上げ、ヤマハや浜響らも出場するガチコンクールで全国大会に行ってくれる事でしょう。と勝手に期待してます。

 

と言う訳で、今年の吹奏楽コンクール、東海支部は終了。

コンクールが開催された事は良かったけど、なんか釈然としない、わけのわからない状況でのコンクールでした。

職場一般に関しては、波乱の展開でしたが、新しい勢力が台頭しましたね。両団体とも、団員の供給が止まらない地区の団体だけに、この先長く活躍されると予想される。東海の職場一般はさらに混戦となるなと。

来年はコロナが収束し、コンクール通常開催され、頑張って来た人達が思いっきり音楽を表現出来る状態になっている事を願います。